《陽炎》朔・煉華
   ──ボクん意志はボクのもの、君の意志は君のモノ

ロザリンド

種族:
ジェネティック
強化:アーレント適合
クラス:アダプト スタイル:
フォトニクス
チーム:暁の比翼
ランク:A
能力値:P0 T7 S8
貢献値:AUG+6 EE+6
年齢:26歳 性別:女
誕生日:11月22日
身長:154cm 体型:細身
髪色:白銀 瞳色:紫銀
肌色:色白、アジア系
一人称:ボク、私(稀)
二人称:(〜〜の)姫さん/旦那
口調:〜やん、やないの?
  (正式な場などでは:〜です、でしょうか?)
装備:
紅輝三華(コウカサンカ:紅の結晶に閉じ込めたアーレント結晶がついたイヤーカフと簪)
強化繊維服
強化繊維布
強化靴(仕込みつき厚底。5〜7センチ)
スキル:
幻影
見切り
【深淵ノ世界】
【魔弾ノ射手】
【虚無ノ領域】
【舞ウ氷炎華】

特殊スキル:
   なし
   
   
   
   
   
   
「ボクはボクのやりたいようにやる。けど責任はボクがとる。それがけじめ、ってもんですわ」
 「可愛いは正義っ!世の道理やん」
  「ボクをあんまなめてかかると痛い目、みますぇ?」
   「ちょっ、誰がチビですの!」
【性格・経歴・設定】
《陽炎(カリマ)》朔・煉華(つきたち・れんか)。

【外見】
小柄で童顔なためか年齢より若くみられがち。但し、胸はそれなり。
本人もひそかに気にしており、厚底の強化靴(極東に伝わる草履、下駄、に似ている)を愛用。
やや長めの髪と同じ白銀の狐の耳と尾をもつ。
簪と、極東における民族衣装であった振袖、といわれる衣装に近いものを
常に上着として身に着けている。
黙っていればそこそこ美人。
好んで妙な訛り交じりのしゃべり方をする。

【性格】
基本的に好奇心旺盛でひとなつっこい。
上流階級の立ち居振る舞いも身につけてはいるものの、
普段は飄々と、のらりくらりと喰えない笑みを浮かべている。
本音を隠す、というか悟ることは難しい。
若干めんどくさがり、なところがあり、執着することはあまりないが、
同時に実はかなりの負けず嫌い。やるからには勝つために最善を尽くす。
本人は否定したがるが、かなりのお人良し。
それでいて、懐にいれた相手以外にはドライで冷酷な一面も。
可愛いものや女の子好き。
実はあまり丈夫ではなく、
気を許した相手の前ではぐったり(だらり)としていることもある。(稀)
(幼少時に起因。外見の幼さもここに関係している。が知る者はほとんどいない)

【戦い方】
熱量操作により幻影を生み出し惑わす戦い方は
「陽炎」の二つ名の由来にもなっており、炎や氷を生み出し攻防に利用する。
その技術を時には変装などに利用することも。
また、かつてA.U.G東方圏に伝わったとされる武術を身につけており、
簡単な重力制御を合わせることで独自の格闘術を習得している。
生い立ちにも関係しているが、基本的に体力がなく、
その分能力や持ち前の機動力、観察力を生かして(で補い)戦う。
虚をつく戦い方が得意。

【経歴】
幼いころ、その容姿もあり、生後間もなく人身売買の組織に売り払われた少女。
そこで上流階級の身のこなしやアーレント適合などを学ばされ、
数年後物好きなA.U.Gの貴族に護衛兼愛玩用として売り渡された。
メイドとして、愛玩道具として、そして護衛として空虚な日々を過ごしていた彼女は、
17年前貴族の旅行に同行していたところを野盗に襲われ、当時の主は死亡。
自身も殺されかけたところを、通りすがりの一人のブレイカーに助けられる。

その後、彼が病死するまでの数年間、格闘術や武器の扱い、力の使い方、
そしてなにより「ヒト」として生きることを学ぶ。
彼女――煉華が、名前をもったのもこの時。
彼の死後はどこにも所属することなく気ままにブレイカーとして暮らしてきたが、
とある事件をきっかけにあるチームに所属するようになる。

【小さな出会い】
ある時、成り行きで小さな星間連絡船の護衛を請け負った煉華。
宇宙海賊と宇宙トカゲが満載の宙域を通るその船は、嫌な予感の通り、
海賊による襲撃を受け、とある小惑星に墜落する。
救難信号を打ち、救援が辿り着くまで連絡船内で乗組員と積荷を守ることになった煉華は、
船内の地理と自身の「熱量で幻影を生み出す」能力を駆使して奮戦。
「やれやれ…全く、手間がかかりますなぁ」
などとこぼしつつ、ほとんどの宇宙海賊を一人で撃退するに至る。
そこに駆けつけてきた「救援のブレイカー」、
それは、見た目にも幼気な、たったふたりの少女だった。

(こんな子達。ブレイカーも人手不足やないの?)
煉華が驚いたのも束の間、別のシップの海賊達が第二波の襲撃をかける。
幼いだけに見えた少女達は、意外にも戦闘能力には卓越しており、
様子を見に現れた船員の一人を守ろうとして、煉華に一瞬の隙が生まれる。
そこに斬りかかった海賊は、焔色の少女の斬撃と、白の少女の射撃によって
たちまちのうちに無力化された。
煉華自身の優れた戦闘能力もあり、3人は即座に連携を取って
多数の敵を撃退、そのまま捕縛してEEの軍警に引き渡す……が、
ここで、煉華は少女達に再び驚かされる。
なんとこの少女達、EEとの「交渉」において、まるきりと言っていいほど素人なのである。
危うく無償で宇宙海賊退治を引き受けることになりかねなかった少女達から、
煉華は「交渉役」を引き受け、正当な報酬の約束を取り付けた。

「……うーんと。姫さん達。素人やの?」
首を傾げる煉華に、少女達は顔を見合わせると、申し訳無さそうに切り出した。
曰く、とある人に助けてもらい、やっとブレイカーとして活動開始したばかりであること。
それ以前は、交渉や処世術とは縁の無い生まれであったこと。
故に、ブレイカーとしての「仕事」の上では、なかなか困っていること……
それでも、チームの……二人のポリシーである、
「自らの力を、殺すためではなく護るために使うこと」、
これだけは、反せずに生きていきたいこと。

「……えぇ子やね。姫さん達は、とっても。……よし、ボクもひと肌脱ぐん」
それを聞いた煉華は、思う。……思ってしまった。
この少女達をこのまま放ってはおけない、と。
こうして、煉華は二人の交渉係のような形で、少女達――
ジゼルとニーナのチーム《暁の比翼》に加わることになる。

【そして】
チーム《暁の比翼》においては、戦闘は勿論の事、
依頼主との交渉や、処世術が必要な場面においては煉華が任に当たる事が多い。
ジゼルやニーナが成長した今となっても、
煉華が彼女達の、頼れる「姉」のような存在であることは変わらない。
かわいいものや女の子が大好きな煉華にとっても、
今の状況は、なかなか居心地良く、楽しいものであるようだ。
スキル概説
▼幻影 (近〜遠距離・単〜複数)
 光の屈折率や熱量操作により幻を生み出したり、逆に隠すことが可能。
 また、遠方のモノをスクリーンのように映し出したりも出来る。
 また、声色を操作することで変装などにも応用可能。

▼見切り(近距離・単体)
 相手の一挙一動に注意を払い、攻撃を時に受け流し、時に躱す。
 また煉華の場合、アーレント結晶との共鳴+生来の観察眼により相手の動きだけでなく、
 相手の周囲の分子などの動きや気の流れを読み取り
 簡易的な未来予測を行うことができる。(数秒先)
 ただし、それを回避できるか、はまた別問題、であり、煉華自身の能力や運動性による。

▼【深淵ノ世界】(近〜中距離・範囲)
 自身、もしくは自身の触れたものを中心に球状の空間を作成。
 その空間内部の重力を自在に操作する。
 これにより、相手の動きを封じたり逆に物質の質量を限りなくゼロに近づけ
 軽くすることが可能。
 ただし、使用時には自分自身は動くことができない、という欠点がある。
 とはいえ、空間の大きさは自在であり煉華自身の技量もあり
 多くの者は単なる怪力、と誤認してしまうことが多い

▼【魔弾ノ射手】(近〜遠距離・範囲)
 斥力操作により、自身の周囲のものを弾き飛ばしたり、
 相手に向かい打ち出すことができる。
 威力、方向を調節することでその場からの離脱などにも使用可能。

▼【虚無ノ領域】(煉華専用 近〜遠距離・視界)
 視線を媒体に高重力場の空間の球状の領域を作成。
 これは最大で直径10キロの球状の領域でその中の存在をあらゆる防壁を無視して
 生み出したブラックホールに飲み込ませ消滅させる。
 ただし、負担は大きく、1シナリオで一回のみ使用可能。
 また使用後は200分(3時間半)以上、アーレント結晶関連の能力が使用不可となる。

▼【舞ウ氷炎華】(近〜遠距離・単体〜複数)
 熱量操作において基本的ともされる能力。
 自身の視線を媒介に空間の熱量を操作。それにより氷や炎を生み出し自在に操る。
 また、武器などに纏わせ威力の上昇を図ることも可能。
 ヴレイザーであれば、範囲攻撃としても可能であろう。
 これらの熱量や精度は術者の能力に左右され、熟練した使い手は炎をプラズマ状に
 変化させることすら可能である。
 煉華の場合、ここまで威力をあげる場合、それに比例して同時に生み出せる数は減少する。
 また、1ターンの集中を用いることで灼熱の火球を視線を媒体に生み出すことが可能。

【リレーションシップ】
 →《サイレント・フレイム》ジゼル
 →《ホワイト・フェザー》ニーナ
PL:十七夜
イラスト: