※このPCは「特殊PC」です。※
《ジュエルボックスII》翡翠
   ――光無き、闇無き刃

翡翠

種族:
リベルノイド
強化:サイバネ化
クラス:エクセプト スタイル:サムライ
チーム:宝石箱
ランク:S
能力値:P4 T7 S4
貢献値:AUG+10 EE+6
年齢:
26歳(外見)
性別:男
誕生日:5月15日
身長:175cm 体型:細身
髪色:白橡 瞳色:翡翠 肌色:色白
一人称:俺
二人称:呼び捨て(愛称等)、〜さん、〜ちゃん、〜の旦那
口調:〜だね、〜だよ、〜だよねぇ、〜かな?
装備:
光輝刀「暁雲」
闇刀「墨桜」
強化着物「闇桜」
銀翡翠簪
銀煙管
小型情報型メカ「ネフライト」
ムラクモ級小型高速艇「花筏」
宝石箱のエンブレム
スキル:
炯眼
縮地法
風牙
蛍火
一之太刀・月下漣行
二之太刀・翠華暁光


特殊スキル:
   なし
   





   
「皆、来てくれてありがと。今回の依頼なんだけどね、ちょっと皆の力を借りたいんだ」
  「ベルンも皆も、懲りないねぇ。……まぁ、それが、らしい、って言うか」
    「俺にも、矜持はある……。《宝石箱》が弐、翡翠、推して参るよ!」
     「何度、壊されても。俺に守れるものがあるなら、何度だって立ち上がってみせるよ」
       「ごめんねぇ。ベルン、それ何の話だったか、もう一度教えてもらってもいいかな」
         「忘れてないよ。ちゃんと、覚えてる。……だいじなことは、ぜんぶ。」
性格・経歴・設定
<外見・性格>
チーム《宝石箱(ジュエルボックス)》の二番目こと、《ジュエルボックスII(ツヴァイ/弐)》。
自身では好んで「《宝石箱》が弐」というJ国の古めかしい言い回しを使う。
型式番号はEVEM-143J。

白い肌に翡翠色の瞳、淡い茶色の髪はやや長く肩を越える程。
細身の身体、整った顔立ちを持つ青年。
髪の一部分を銀の簪でまとめている。
物腰は穏やかで女性に優しく、軟派でいいかげんな一面も持つ。
いつも柔和で笑顔を絶やさず、テュルキースには「いつもニヤニヤ気持ち悪いですの」と
評されているが、本人はそのスタイルを変えるつもりはないようだ。

「ジュエルボックスII」としてベルンシュタインの援護に回る傍ら、
情報屋や他のチームとの連絡係として、アンドレイターやリベルノイドの護衛任務、
ひいては《宝石箱》に持ち込まれる多数の依頼を、他のチームに斡旋する役割を担っている。
依頼の説明時は指示棒代わりに銀の煙管を手にしており、彼のトレードマークになっている。
その立ち位置故、他のチームの面々とも知り合いが多く、顔は広い。
一方機械種の「リベレイト」に関しては概ねベルンシュタインとアメテュストに任せており、
自らはあくまでベルンシュタインの補佐としての立場を貫き通している。
また、《宝石箱》のメンバーでありながら、人類種に対して理解と希望を抱いており、
《ギルド》や人類種にも協力的であり、困っている人がいれば種族問わず放っておけない。
その理由は過去にガイノイドとして廃棄されたときの出来事にある、という。

普段の物腰や、依頼説明時の雰囲気に対して、戦場においては一変し、まさしく苛烈。
二振りの刀、光輝刀「暁雲」・闇刀「墨桜」を手に、攻防一体の剣術を振るいつつ
自らが囮となり敵陣深くに踏み込む事で、仲間の攻め入る隙を作り出す、という戦法を取る。
仲間を信頼しているが故のその戦い方ではあるが、自己の受ける傷は顧みず、
「肉を斬らせて骨を断つ」を体現するかの如き戦い方は、鬼気たるものを感じさせる。
光輝刀「暁雲」と共鳴し、翠の陽炎を纏い、二振りの刀を振るって戦場を駆ける姿は、
戦闘時に展開される情報通信用頭部アンテナの様相とも相まって、
J国の旧き伝承にある「羅刹」を思わせる。

なお、EVEM-143J型モデルはとある若手俳優を模して造られたモデルであり、
その俳優が左利きであったため、翡翠自身も左利きである。
ペンや食器・簪は左手で扱うが、
戦闘時は刀を扱う為のプログラムが主に右利き用として設計されている為、
主に右手で太刀・光輝刀「暁雲」を、左手で小太刀・闇刀「墨桜」を扱う。

<過去、そして出会い>
BA0015年。
「彼」は、AUGで製造され、極東アジアの大都市、ニュー・エドシティに売却された、
一機の「男性型ガイノイド」だった。
富裕階級の女性達の、都合のいい人形。
持ち主の女性の自慢の種になり、女性達を喜ばせる言葉と笑顔を振りまく。
それだけの、心のない人形。
時には戯れに女性達から、あるいはその周辺の男性達から、暴力的な扱いを受けることもあった。
暴言を浴びせられ、暴力を振るわれ、壊れ掛けてもなお。
「彼」は、柔和な笑顔と穏やかな対応を失わなかった。
そうするしかないとわかっていたから。抵抗は許されないと、わかっているつもりでいたから。
そうしてある日、「彼」はボロボロに破壊された姿で、ニュー・エドシティの廃棄場、
「夢の島」に廃棄される。
「彼」の持ち主が、旧式の彼に代わる、新しいガイノイドを手に入れたからだ。
「彼」の持ち主は、戯れに彼を痛めつけ、破壊し、それでも笑顔を失わない彼を嘲笑い、棄てた。
それでも、仕方がない。
自分はそういう存在でしかないのだと、「彼」は思っていた。

そして。
もう身体を動かすこともままならない「彼」の元に、ひとりの男が現れた。
おそらくアンドロイドであるだろうその男は、「彼」に問い掛けた。
自分の意志を持つ気はあるか、と。
「彼」は弱々しく笑った。そんなものは存在しない。自分は空虚な機械に過ぎないのだから。
ただ、ひとつだけ、叶うならば――
誰にも縛られず、生きてみたかった。

その言葉を聞いたアンドロイドは、掌を開く。そこには、埋め込まれた、淡く光る鉱石があった。
アンドロイドはそれを、「彼」のコアメタルに触れた。
――その瞬間。
世界は色付き、今までほんのかすかだった「意志」が、「彼」の心に満ちた。
「俺、は」
じぶん。俺。その言葉が、口を突いたことに、驚いた。
自分の意志など、考えたこともなかったから。
「俺、は。生きて、いいのか」
いいのだ、とそのアンドロイドは答えた。俺もそうだ、と彼は笑った。
その笑顔に、憧れたのだと、そう思った。
身体を起こす。さっきの結晶――アーレント結晶、と言ったはずだ――のお陰か、
身体はなんとか動かせるようだった。
「彼」はアンドロイド――彼のようなアンドロイドを、
アンドレイターと呼ぶのだと知ったのは、少し後の事だ――の肩を借り、歩き出した。
自分の足で、自分の意志で、この世界を。

<名前、そして、楔>
アンドレイターの青年――ベルンシュタインは、「彼」に名前を問うた。
「彼」は、少し考え……掌の中に残っていた、翡翠の飾りのついた簪を見た。
そして、思い出す。自らの瞳の色が、翡翠色だと評された事を。
「彼」は簪を握りしめ、そこから自らの名前を取った。
「翡翠」と。
ベルンシュタインもまた、同じように宝石から名前を取ったといった。
彼らはその偶然から、自分達を《ジュエルボックス》と呼ぶことを決める。
翡翠は思う。
誰しも輝きを宿すとするなら、それを解放する自分達にも、
宝石の名を名乗る意味があるのだと。
そして翡翠は、ベルンシュタインと共に行く道を選んだ。

「翡翠」は、極東でのジェイドの呼び名。
自分の出自を忘れない、それは自らへの「誓い」にも等しい。
強化服の上に着物を纏い、捨てられたときにただ一つ持っていた、銀の簪を髪に挿す。
武器は何でも扱うが、後に手に入れた光刀「暁雲」と
闇刀「墨桜」の二刀を扱うスタイルに落ち着いた。
ベルンシュタイン曰わく、「お前は、闇も無い。光も無い。何も無い存在だ。
だからこいつが扱えるんじゃあないか、とな」とのこと。
なるほど、この二振りは、自分にしっくり馴染む気がする。
実際、ベルンシュタインと出会ったばかりの翡翠には何もなかった。
未来への希望という「光」も、かつて自分を痛めつけた存在に対する憎しみという「闇」もない。
いつも笑顔を浮かべながら、その笑顔はからっぽだった。
そんな翡翠を、ベルンシュタインは「ライトレス・ダークレス」と評する。
そうして、翡翠はベルンシュタインと共に、機械種を解放する旅に出る。

ベルンシュタインと共に旅し、その信念に触れるうち、翡翠にはひとつの思いが生まれた。
この男の力になりたいと、そう願う強い思い。
その思いは図らずも、一人の主君に仕えた
古代の「サムライ」のそれに近いものだったかもしれない。
それは、ひとまずはベルンシュタインの命を狙う者を退ける者として。
そして、ベルンシュタインの手の回らない交渉や気遣いの面において、発揮されるようになる。
ベルンシュタインは飄々として、誰にでも好かれる男だったが、女性の機嫌を取ったり、
相手を褒めて顔を繋ぐのは苦手なようで、そういった役割は翡翠がこなす事が多くなった。
ガイノイドとして仕込まれた処世術と会話術に、翡翠は初めて感謝した。
そうして旅を続け、複数の仲間とも出会う。
しかし――

ある夜。
翡翠は「抗えない力」を感じ、夜の街へと出た。
そこで待っていたのは、AGU政府軍の高官だった。
そこで翡翠に言い渡された「任務」――
それは、「ベルンシュタインの行動を報告し、隙あらば暗殺する」事。
多数のアンドロイドやガイノイドを解放する彼の活動は、既にAUGの知るところとなっていた。
翡翠は、勿論断るつもりでいたが――
身体はそれに反し、その任務を受諾していた。
否、断ることなどできなかったのだ。

上流階級用の、旧式のガイノイドである翡翠には、
「政府の命令は絶対とする」という掟をガイノイドに守らせる服従機構が、
チップとしてコアメタル深部に埋め込まれている。
その機能が、まだ生きていたのだ。
反抗したくとも、できなかった。
翡翠は悩みながら、ベルンシュタインの元へと戻る。
そして「服従機構」の声が命じるまま、ベルンシュタインを殺そうとするが――
背を向けたベルンシュタインの、言葉。
「俺はお前を信頼してる。例え何があっても、だ」
その言葉に、翡翠自身は自我を取り戻す。
そして、翡翠と服従機構との長い戦いが始まる。
翡翠は服従機構の命により幾度もベルンシュタインを抹殺しようとするが、
その度、彼からの信頼が「翡翠」自身の自我を目覚めさせ、実行に至ることはなかった。
そして翡翠は、一層ベルンシュタインへの信頼を深めていくこととなった。
しかしこうした行動は、他の仲間から疑いを招くこととなり、
翡翠はAUGの間謀ではないか、と思われることになる。
ベルンシュタインが暗殺者に襲われ、雌伏の4年間を過ごした期間、
翡翠もまた彼と離れて行動していた要因には、ベルンシュタインの希望の他に
こうした翡翠自身の背景もあった。
その間翡翠は人間として過ごしながら、陰からベルンシュタインを守る。
そしてベルンシュタインが活動を再開してからは、常に彼を守りながら戦い続け、
「服従機構」の声にも、強い意志で抗い続けた。

――だが。

<決意と、交戦>
AA0053。
彼らの拠点でもある大型宇宙艇「エーデルシュタイン」を、
ベルンシュタインと因縁を持つ女「千景」が襲う。
恐るべき戦闘力を誇る女が何故、秘密裏に隠されていたこの場所に表れたのか…
翡翠は嫌な予感を覚え、急ぎ自らのコアメタルを解析する。
そこには服従機構に加え、位置通知機能が埋め込まれていた。
そもそも「エーデルシュタイン」の行動位置がAUGに突き止められたのは、
この位置通知機能によるものだった。
これを知った翡翠は、ベルンシュタインを守り、
彼と、「エーデルシュタイン」に住む機械種達が脱出する為の囮と「時間稼ぎ」を買って出る。
これ以上、共に行動する訳にはいかない。
AUGに彼らの行動が把握できなくする為には、彼らから離れる作戦を取るしかない。
そう考えての作戦だった。
事実上の自殺行為でもある行動。
ベルンシュタインは彼を止めるが、翡翠はそれを振り切って戦場へと向かう。

「ありがと、ベルン。みんな。…楽しかったよ」

そして翡翠は、千景と相対する。
――しかし、実力は遙かに彼女に比肩するものではなく。
多少の足止めと、僅かな手傷を負わせはするものの、
「つまんないわ、あんた。しょうがないから殺してあげるけど」
の一言と共に、本体と頭部コアメタルを破壊される。
その際人格や記憶もロストするところだったが、
《ジュエルボックスIV》モーントシュタインの尽力により一命を取り留めた。
その際背の表皮には、裂けたような大きな傷が残り、額にも修復しきれなかった傷が残った。
その後の顛末は、年表にある通りである。

<そして、今>
その後、ベルンシュタインの取りなしもあり、再び「宝石箱」に戻った彼だが、
本体とコアメタル破損の際、記憶機能に異常を生じるという後遺症が残った。
重要な記憶や、任務においては、後述の性質や、バックアップ端末の手助けもあり、
支障はないものの、不定期に記憶域がエラーを起こし、
部分的に記憶が欠けたり、削除される現象が起こるのである。

この症状は翡翠が「重要」と認識した情報には発生せず、
瑣末な情報や、何気ない話題にのみ発生する為、
ミッションの仲介や説明、知り合った人の顔、等は忘れないものの、
ちょっとした出来事ややりとり、出会った人の着ていた服の色、その日の天気等……
些細で日常的な事が、時折欠けてしまう。
故に機械種らしくもなく、常に手帳とペン、
最近はバックアップ端末を兼ねた小型メカの同行を欠かさない。

この小型メカ「ネフライト」は白い球形型のメカで、
《金薔薇》拠点内で使われているものと基本的に同型。
彼の記憶障害を見かねた《金薔薇》のロザリンド・ケラーマンから、
星宮・遥の手による改造を施された、
記憶データの送受信・記録に特化した個体を贈られたものである。
なお「ネフライト」もアンドレイターであり、言葉は発しないが自我を持つ。
しかし普段のちょっとした会話においては、現在でも往々にして記憶欠損が表面化するようだ。

また、一時期は記憶障害により「何気ない雑談」程度も出来なかった為、
《宝石箱》の仲間から距離を置きがちになり、
小型の高速艇「花筏」でふらふらと各地を渡っていたが、
その頃、様々な人々に出会い、元々抱いていた人類種への信頼と希望を深めることとなった。
特に《星煌旅団》結成直後のアルビレオ・フェニックスには命を救われており、
それを機に一時期《星煌旅団》と行動を共にしていた。
アスクレピオスとはその時出会い、同じく「記憶」に問題を抱えるところからか、親身に接している。
そういった出会いもあり、記憶障害自体は翡翠にとって暗いものではないようだ。

そして不幸中の幸いというべきか、コアメタル破損時と修復時に
ガイノイドの服従機能と位置通知機能も同時に破壊され、
また修復時にそれに気づいたモーントシュタインの手によって除去された為、
今の翡翠は名実共に「自由な」身の上である。
かつてのように大切な仲間を手に掛けろと命じられる事もなく、
仲間を危険にさらすこともなくなった為、本人はむしろ良かったと思っているようだ。

現在、翡翠のコアメタルはアーレント結晶に深く侵食されている状態だが、
それ故にアーレント結晶を使用した光輝刀「暁雲」との共鳴率も上昇しており、
周囲からは危ぶまれてもいるが、戦闘能力そのものも上昇している。

千景にはいつか雪辱を果たしたいという思いもある様子で、
日頃から訓練を欠かさない姿も目撃されている。

現在は、ベルンシュタインの相棒として活躍しつつ、
宝石箱の面々を笑顔で見守る日々である。
テュルキースとは、半ばケンカ友達として、
モーントシュタインとは、頭が上がらない同僚として、
グラナートとは気の置けない友人として、
アメテュストとは尊敬できる仲間として。
家族のような仲間達に囲まれて、彼は思う。
今の自分は、《光も闇も無い》のではなく――
彼らが、自分に光を与えてくれる存在なのだと。

「ここは《宝石箱》。様々な輝きの集まる場所。――そう、君もね。ようこそ、《宝石箱》へ」

装備概説
▼光輝刀「暁雲」
高純度のアーレント結晶を刃と為した太刀。
J国の「タマハガネ」と融合して造られたその刃は強靭でありながら、
アーレント結晶としてエネルギー操作の媒介にも適する。
翡翠色に輝く刀身は、持ち主と共鳴し翠の陽炎を纏う。

▼闇刀「墨桜」
「暁雲」と同様、アーレント結晶を「タマハガネ」に鋳造し、
さらにそれに重力制御物質を融合させることにより作られた小太刀。
漆黒の、光を吸い込むような刀身は、通常の攻撃は勿論、
アーレント結晶技術による光力兵器も無力化する力を持つ。

▼強化着物「闇桜」
黒地に桜の柄が織られた着物。強化繊維で織られており多少の防御性能を持つ。

▼銀翡翠簪
翡翠が大切にしている銀の一本簪。
翡翠と赤翡翠の下がりがふわりと揺れる。

▼銀煙管
翡翠が愛用している煙管。
主に依頼の説明時に指示棒代わりに使われている。

▼小型情報型メカ「ネフライト」
《金薔薇》謹製の高性能小型情報記憶端末。外見上は白い球形をしている。
翡翠の記憶情報は全て「彼」がバックアップしており、
もう一人の翡翠、もう一つの頭脳とも言える存在である。
なお、「記憶」情報はバックアップしているが、
翡翠自身の希望により、「人格」情報は記録されていない。
「彼」自身もアンドレイターであり、言葉は発しないが自我を持つ。
面倒見が良く真面目な性格で、よく翡翠を諌めているようだ。

▼ムラクモ級小型高速艇「花筏」
翡翠が所有する旧型の小型宇宙高速艇。
速度は時速10.000km程度だが、単体でゲート・ジャンプに対応する為、
少人数での中〜遠距離移動には適する。
実質、翡翠個人の「お散歩用」シップであり、船内も翡翠の好みでJ国風に飾られている。
冬場は炬燵が常備されている。

▼宝石箱のエンブレム
《宝石箱》メンバーが所有するエンブレム。
翡翠のナンバーは「II」、帯やベルトに付けていることが多い。

スキル概説
▼炯眼(射程:近距離・単体 対象:自分)
たとえば装甲の薄い関節部。
たとえばセンサーの集中するカメラアイ。
たとえば自軍を鼓舞する指揮官。
経験・天性の観察眼などをもって戦術的にも戦略的にも「要」となる箇所を逃さない。
自身の攻撃力に上昇補正を加える。

▼縮地法(射程:遠距離・単体)
まるで地面を縮めたかのように、僅か一歩からは考えられない距離を踏破する神速の踏み込み。
対象の「近接」範囲まで移動する。

▼風牙(射程:近距離・単体)
高速で踏み込み、威力の高い一突きを食らわせる。

▼蛍火(翡翠専用 射程:遠距離・範囲)
無防備な構えであえて隙を作り、敵の攻撃を引き付ける。
それは同時に、敵の布陣を動かし、仲間が攻め入る機を作り出す。
更に光輝刀「暁雲」と共鳴し、淡い光を発することで、
アーレント結晶を通じた軽い催眠状態を起こし、強制的に対象を自分に変更させる。
範囲内の敵の攻撃対象を一定確率で「翡翠」自身に変更し、
同時に同一戦場で戦っている仲間に攻撃能力の微上昇を加える。
このスキルは光輝刀「暁雲」を所持していない場合、効果が低減する。

▼一之太刀・月下漣行(翡翠専用 射程:至近距離・単体 対象:自分)
小太刀・闇刀「墨桜」により、自分に対する攻撃を受け止め、あるいは切り払い、
即座に光輝刀「暁雲」による攻撃に転じるスキル。
二刀流に最適化されたプログラムは、相手の攻撃の軌道を、弾道を、即座に予測し、
あるいは回避、あるいは受け止めることで無効化し、流れるような動きで攻撃に転じる。
光輝兵器ですら「裁つ」闇刀の前では、攻撃手段の差は意味を成さない。
自分に対する全ての攻撃に対し判定を行い、成功した場合その攻撃を無効化する。
無効化に成功した場合で相手が近接範囲内の場合のみ、反撃を行う。
この反撃に対しては防御・回避が可能である。
このスキルは、両手に武器を所持していない場合、反撃が発動しない。

▼二之太刀・翠華暁光(翡翠専用 射程:近距離・単体/範囲)
光輝刀「暁雲」のアーレント結晶と深く共鳴することで、翠色の炎にも似たエネルギーを纏い、
それを「暁雲」「墨桜」の二刀による一撃と共に対象にぶつけるスキル。
無造作にも見える一撃は、炯眼により見据えられた敵の弱点をとらえ、必殺の一撃となる。
また、単体当たりの威力は大幅に落ちるものの、二刀を振るうことによりエネルギー波を拡散させ、
近距離の複数対象に衝撃波による攻撃を仕掛けることも可能である。
その一撃は翠に煌き、陽炎を纏い、「角」にも似た頭部アンテナモジュールを展開した姿は、
旧い伝承の「羅刹」を思わせる。
このスキルは「炯眼」を持たない場合使用できない。
このスキルは光輝刀「暁雲」を所持していない場合使用できない。
このスキルは1ミッションに1回まで使用できる。

【リレーションシップ】
 →《ジュエルボックスI》ベルンシュタイン
 →《ジュエルボックスIII》テュルキース
 →《ジュエルボックスIV》モーントシュタイン
 →《ジュエルボックスV》アメテュスト
 →《ジュエルボックスVII》グラナート
 →《ゼロ・ミリオン》千景
 →《ヴァリアブル・ロウズ》ロザリンド・ケラーマン
 →《グリーンホーン》星宮・遥
 →《バイナリィ・スター》アルビレオ・フェニックス
 →《オフィウクス》アスクレピオス
PL:津田えいな
イラスト:津田えいな